先日、幼稚園のホールにてコンサートを開催いたしました。
“芸術の秋”ということで、ピアノとバイオリンの演奏家の方をお招きし、学年ごとに本物の音色を楽しみました。
全学年、最初に「愛の挨拶」を聴きました。
この曲はエルガーという作曲家が愛する妻に送った、明るくて嬉しくて幸せ!愛と感謝の挨拶を!!という気持ちがこもった曲です。
コンサートの始まり、のぞみ幼稚園のお友達との出会いにもぴったりでしたね。
恋人や家族を想う、優しくて温かな喜びに溢れた曲に触れることができました。
初めて聴くお友達も多いバイオリンの音色に聴き入っていました。
2曲目からは年少組以下、年中組以上で曲目が少し違いました。
ナーサリー、たんぽぽ組、年少組は、2曲目、3曲目に「アンダーザシー」「星に願いを」を聴きました。
ディズニーの曲で、体を揺らしながら音楽に乗ったり、綺麗な音色にうっとりしたり、心に響いたご様子でした。
そして4曲目は、皆さんが保育室でもよく歌っている「さんぽ」!!
「一緒に歌っていいですよ」と言っていただき、贅沢な生伴奏で歌って楽しみました。
最後に、動物の鳴き声クイズをしました。
バイオリンで奏でた鳴き声が「何の動物でしょう?」と聞かれると、「ぞうさん!」と答えるお友達がたくさんいらっしゃいましたが、正解は猫の鳴き声でした。
「踊る子猫」を演奏して下さいました。
小さい組のお友達も、猫の鳴き声の様な音楽を聴いて、猫が走って逃げて行ってしまうことを想像しながら曲を楽しんでいるご様子でした。
年中組、年長組は2曲目が「踊る子猫」。
年長さんは鳴き声クイズに正解しているお友達がたくさんいらっしゃいました。
3曲目、4曲目は「となりのトトロ」「ホールニューワールド」。
「知ってるー!!」と大喜びで聴き、口ずさんでいました。
「ホールニューワールド」では、ジャスミンの様に綺麗な歌声が聴こえてきました。
素敵な伴奏だと自然とお姫様の様な声が出るのですね!!
先生たちも毎日そんな伴奏ができるように頑張ります!!(笑)
最後の曲はチャルダッシュ。
バイオリンの超絶技巧曲としても有名な一曲ですね。
バイオリニストの指の速い動きに圧倒!!
哀愁を帯びた短調のラッセンから、一転して軽快なフリスカへ移行するかっこよさを間近で聴くことができました。
体が勝手に踊り出してしまう曲でしたね。
そして年長組は特別に!!
アンコールに応えていただきました。
アンコールの曲は、なんと、、、
毎日耳にしている「ミッキーマウスマーチ」でした!!
手を叩いたり、ガードの振付をしたり、歌ったり、色々な感想を持って楽しんでいました。
演奏後には、年長組のお友達が代表して花束をお渡しし、感謝の気持ちをお伝えしました。
最後に感想を聴くと、思い思いの感情を口にしていたお友達。
「楽しかった!」「嬉しくなった!」「ワクワクした!」
それぞれの感想を持つこと、感じたことを言葉で表現できること、素敵なことですね!
本物の楽器の演奏に触れて、新しい感情を覚えたり、楽器に興味を持ったりして、また一つ心が豊かになったことを願っています。
保育室に戻ってから描いていた印象画が、とっても上手に描けていたのでこちらもご紹介します。
年中組。
ドレスの色やバイオリンの形をよく思い出して絵を描いていました。
そして年長組。
「バイオリンの形は少し難しいね!」
「ピアノは座って弾いてたよね。」
「皆で聴いたことが楽しかった!」と絵にしているお友達もいらっしゃいました。
この時間にもお子様一人ひとりの感想を聞くことができて、心温まる芸術の秋のひとときを過ごすことができました。
最後に、今日お呼びした演奏家の方をご紹介します。
◆ヴァイオリン
河野雪葉(かわのゆきよ)
東京音楽大学卒業。これまでに大谷康子、大政直人の両氏に師事。
チェコ・プラハ国際室内楽音楽祭にてV.Snitil氏の指導を仰ぎ、講師陣による演奏会に特別参加。
テーマパークでのショー出演やジャズフェスティバルへの参加など、演奏ジャンルは多岐に渡る。
◆ピアノ
若月美奈(わかつきみな)
東京音楽大学卒業。これまでに武田真理、辻田洋子の両氏に師事。
板橋区ワールドアスリート育成支援会におけるアスリート応援歌の伴奏など合唱伴奏の分野で活動する傍ら、後進の指導に力を入れている。
素敵な演奏をありがとうございました。