先日、年長さんのお茶の時間がありました。
9月は2回目で、今回は『秋』に因んだお茶の時間でした。
入室の仕方やお席への座り方、扇子の扱い方も慣れてきました。
今回の掛け軸は「清風万里秋」(せいふうばんりのあき)でした。
清風が吹き渡り、あたり一面が秋景色のこと。
この禅語には、この言葉の前に「昨夜一声雁」(さくやいっせいのかり)という言葉があります。
「昨夜、雁が一声鳴いたのを聞いて、清らかな風が吹き抜ける本格的な秋を迎えたことを知った。」
という意味や
「全ての妄想や執着を捨て去った後の清々しさに満ち溢れた心境」という教訓的な意味も隠れているそうです。
この掛け軸や、
ムクゲ、きく、クロッカス、はこべらのお花を見ながら、
「何を見たり聞いたり感じたりしたら、秋だなぁと感じる?」というお話をしました。
「どんぐり!」「葉っぱ!」「もみじ!」と秋らしいことを言ってくれるお友達。
「僕のお父さんは金木犀の匂いが大好きなんだよ!」とお話してくれたお友達、
「栗ご飯食べたくなっちゃった!」と言うお友達も。
おうちに帰って、お父様お母様に栗ご飯のリクエストをしたかな??
そんな風に秋を感じながら、まずはお菓子を頂きました。
お菓子の取り方、頂き方も上手にできました。
甘いお菓子の後は美味しいお茶を頂きます。
「美味しい!!」と言ってくれるお友達が多かったです。
秋を感じながら落ち着いた気持ちでお茶を楽しんだ年長さん。
先生と「秋を見つけたらまた教えてね」とお話をしてお開きになりました。
そして早速!!午後のお外遊びで秋探しを楽しんでいるお友達がいました!
秋の空気は清々しくてそれだけで気分が良くなりますね♪
「どんぐりがいっぱい付いてるな〜」
相場さんに協力してもらい「こんなにいっぱい!」
「帽子もあったよ」
「お茶碗みたい!これでお茶飲めるね!」
まだまだ日中は暑い時間もありますが、お茶の時間や園庭の秋探しで季節を感じ、日本の心を楽しんでいた年長さんでした。