年長組のお茶がありました🍵
入室はもう完璧ですね✨✨
先生に教えていただかなくても縁を踏まずに入室し、扇子を前にしてお友だちが全員入るまで待つことができましたね。
ご挨拶をしてお茶の時間が始まります。
本日の掛け軸は「疑是銀河落九天(ぎこれぎんがきゅうてんにおちる)」です。
これは李白が読んだ詩の下の句が書いてあります。
掛け軸に描いてある絵は滝です。水しぶきが天に飛ぶくらい落ちているのがわかりますね。
水は入れ物や場所によって形が変わるので、みんなも大きくなるにつれて色々と変わって良いよという意味が込められているそうです。
本日のお花は「紅梅」「スイセン」「ユキヤナギ」です。
紅梅のお花を見て「梅組の梅だ!!」と嬉しそうに教えてくれるお子様が多く見られました😊
本日のお菓子は梅のお花の形をした練り菓子です。
三田先生がお菓子を見せると「ピンクで可愛い💕」「早く食べたい!」と笑顔で楽しみにしてる様子が見られました🎵
あんこが苦手なお子様もピンクのところを少し食べてみてチャレンジしていました!!
お菓子の取り方やお茶の飲み方も上手にできていました✨
「苦くないよ!」と美味しそうに飲んでいましたよ。
お茶の飲み口をお懐紙で拭くことも教えていただかなくても覚えているお子様が多くいました。
今回は上手にお茶の作法をできるようになったお友だちに三田先生から新しいことを教えていただきました。
「拝見」といってお茶の道具をまわしてみんなで道具を見ました。
今日拝見した道具は「茶杓」です。
三田先生がお道具を片付けているのをお正客さんはしっかりと見ていて、水差しの蓋が閉まったら「拝見お願いいたします」とお正客さんが言って拝見が始まります。
お隣との間に置いて、お先にどうぞのやり取りをして、右手で茶杓を取り左手を添えて見ます。
普通に見るのではなく、膝に肘をつけて低い位置で見るのが決まりだそうです。
なぜ低い位置かというと・・・
お茶の道具は300年前から使われているものが多いので、壊してしまわぬよう大事に見るためだそうです。
最後のお友だちまでまわったら、お正客さんとのやり取りがあります。
お正客さんはお道具をもう一度壊れていないか?汚れていないか?を確認して三田先生にお返しします。
三田先生は道具を持って退席します。
この時にも道具が軽くても大事に大事に重たそうに持つのがお約束だそうです。
拝見の後はこのような形で最後のご挨拶をして退出します。
初めての拝見でしたが、三田先生のお話をよく聞いて真剣に取り組んでいる様子が見られました。
寂しいですが、次回でお茶は最後になります。
一つ一つの作法を丁寧に行い、素敵なひと時を過ごせるといいですね。