毎月1回ずつ行っていたお茶も今回で最後を迎えました。
一つ一つの動作を思い出しながら丁寧にできていましたよ。
最初は「難しいよ〜」「正座足が痛くて大変だよ・・・」と弱音を吐くお子様もいましたが、回数を重ねるごとにお茶の時間が楽しみになりましたね🎵
本日の掛け軸は「先今年無事芽出度千秋楽(まずことしぶじにめでたくせんしゅうらく)」です。
本来であれば1年の終わりに飾る掛け軸ですが、みんなにとっては3月が最後の月になるので三田先生がみんなのために選んでくれました。
1年間みんなが無事に卒園に向けて過ごせてめでたいめでたい!という意味が込められています。
三田先生の掛け軸の説明を静かに聞くことができましたね。
本日のお花は「桃」「梅」「菜の花」です。
2月のお茶の際の梅はピンク色をしていましたが、今日の梅は白色をしていましたね。
桃のお花と聞いて「ひな祭りのお花だ!」と教えてくれたお子様がいましたよ😊
本日のお菓子は「スイセン」のお花が上に乗っている練り菓子です。
お菓子を取ったら手をお懐子で拭くのも覚えていましたね。
とても可愛らしく、最後のお茶にぴったりなお菓子でしたね。
お茶もいただきました。
柄が描いていないところで上手に飲めていますね。
お茶の後は・・・拝見を行いました。
2月は茶杓でしたが、今日は棗と茶杓を拝見しました。
棗はまず手を置いて周りを見ます。
次に左手を添えて右手で蓋を開けて中のお抹茶を見ます。
蓋を閉めてもう一度周りを見て、隣に渡します。
茶杓の拝見の仕方は2月に教えていただいたことを覚えているお子様が多かったです。
最後まで拝見が終わったら最後のお友だちとお正客さんでやり取りを行います。
このやり取りのことを「お出会い」というそうです。
三田先生に返す前にお正客さんが道具を確認します。
この時に壊れていたり、汚れていたりしたらお正客さんの責任になってしまい、新しいものを購入して先生に返さないといけないそうです。
お正客さんはお茶のリーダーですからとても重要な役割をしているのですね。
最後にお正客さんから三田先生に道具について質問をします。
お正客さん:どんな棗ですか?
三田先生:この棗は「黒の紅葉と桜の利休型中棗」と「朱塗り平棗鶴」です。
とこのように棗の紹介をしてくださいました。
<黒の紅葉と桜の利休型中棗>
<朱塗り平棗 鶴>
拝見は上の2つでしたが、園長先生の棗も見せていただきました。
<輪島塗り朱塗り中棗 桜>
棗の模様がどれも素敵ですね。
お正客さん:茶杓の名前を教えてください。
三田先生:この茶杓は「のぞみ」です。
茶杓は、自分で好きな名前をつけていいそうです。
みんなにも茶杓の名前を聞いてみました。
「木」「桜」「鶴」「春」「トロフィー」「勿忘草」「雪」など素敵な名前があがりました。
最後にご挨拶をして退出します。
1年間お茶を教えてくださった三田先生に「ありがとうございました」をして無事に終了となりました。
お茶の時間を通して静の時間の大切さや礼儀作法の難しさをお子様なりに感じることができたかと思います。
これから大人になった時にお茶をいただく機会があったらのぞみ幼稚園でお茶をいただいたことを思い出してくれると嬉しいです。
三田先生、1年間ご指導いただきありがとうございました。